ミュージカル「ココ・スマイル4」(シアターサンモール)

大庭つぐみ(つぐみ)役:佐藤すみれ

「これから」の二人

今から約1年と8ヶ月前・・・ハロモニ内で放送されていた8期オーデで、一目惚れした吉川友。それと、最終審査のミニ合宿で、その人間性に興味を惹かれた佐藤すみれ。同じ「落選」という現実を突きつけられたが、その後の道は異なった二人・・・


落選直後からすーちゃんのブログに入り浸るようになった自分。今現在の情報が入ってくるすーちゃんとは逆に、全く何の音沙汰も無かったきっか。そう、去年の4月までは・・・。突然のエッグ加入発表以来、すっかりきっかに傾倒してしまい、すーちゃんへの関心が薄れていくのが自分でもはっきりと分かっていた。去年の夏はきっかを追いかけるのに必死だったな・・・。その陰で、ミュージカル「葉っぱのフレディ」に出演していたすーちゃん。大阪でも上演される事を知っていたにもかかわらず、スルーしてしまったんだよね・・・


1年が経ち、きっかはエッグに在籍のままではあるがMilkyWayのメンバーとしてデビュー。何となく自分の気持ちに余裕が出来たのか、再びすーちゃんの動向に関心が持てるようになった。そんな時に、すーちゃんのブログでミュージカル「ココ・スマイル4」のオーデに合格したとの発表が。自分は「ココ・スマイル」というものを全く知らなかったのだが、考える間もなくチケ購入を決断。今のすーちゃんの姿が見たかったから・・・

佐藤すみれオフィシャルブログ
Violet Blog

「ココ・スマイル4 〜金星のステージ〜」概要

http://www.h7.dion.ne.jp/~coco3/

  • 公演日:2008年8月14日(木)〜19日(火)
  • 場所:シアターサンモール

「あっけないね。こんなものなの?」
「こんなものって何が? ――オーディション。それとも自分?・・・」


帰ろうとすると案内されたのは、出口ではなく大道具の倉庫だった。
この倉庫でもう一度チャンスが与えられるという。
最後のチャンスをつかもうと立ち上がる、15人の少女たち。
そこに現れる女の子、ココ。夢に向かうみんなの姿をわくわくしながら見つめる。
しかしそこには、思いがけない出来事が待っていた・・・。
「あきらめたらもうそこへは行けない。誰かが歌う声を、遠くから聞くしかないんだ!」
目の前で扉を閉ざされたみんなは、自信を失い自らの心に問いかけはじめる。
次第に明かされる、ひとりひとりの想い、ひたむきな情熱。ゆずれない夢。


今、真っ暗な倉庫で、“いくつものツバサ”が輝きはじめる……。

チケ発注

当初はすーちゃんが出演するSチームの千秋楽(18日)とその前日(17日)のみ観るつもりだったのが、千秋楽の翌日に新たに公演が追加されるとか・・・。千秋楽はやはり観ておきたかったので、そのチケも追加。結局は17〜19日の3日間観る事になるという、すみれマジヲタみたいな行動へ・・・

送られてきたチケは・・・

  • 17日:E列12番
  • 18日:C列6番
  • 19日:A列14番

8月17日(日)12:30開演 Sチーム E列12番

初めて来るシアターサンモール。会場前には多数の親子連れ(幼女と母親)と少数の幼女ヲタ。噂には聞いていたが、ハロヲタにとっては完全にアウェーな現場・・・。開場時間になっても誰も入ろうとしなかったが、自分はとっとと中へ避難。パンフを購入し気持ちを高める。座席は5列目センターブロック右通路席。通路には補助席も出ていたが、結局は誰も座らず終い。


幕が上がり、ドキドキしながらすーちゃんの出番を待つ。そして、その時が・・・。十数名のメンバーと一緒に登場。新人公演のような、推しメンがなかなか見つけられないという状況には陥らず、すぐにすーちゃんを発見。うん・・・やっぱりこの娘には華があるわ。


初めて生ですーちゃんを見た印象は・・・

  • 顔が小さかった(ミキティ以来の衝撃)
  • 可愛らしい顔立ちのまま大人っぽくなっていた
  • 背が伸びて手足も長くスタイルが良い
  • 歌は高音が良く伸びて問題なし
  • ダンスは大きく見せていた

8月18日(月)17:00開演 Sチーム C列6番

公演前にすーちゃんへの手紙を書きスタッフに預ける。元々は千秋楽公演のはずだったので、補助席も完全に埋まるほどの客入り。今回の座席はセンターブロック5列目の左から2席目。フィナーレで奈落から上がってくるすーちゃんのほぼ0ズレ。


公演終了後、出演者がロビーに10分間出て来るとあったので待っていたのだが、あまりの人の多さにすーちゃんを見る事は出来なかった・・・

8月19日(火)12:30開演 Sチーム A列14番

この日は追加公演。補助席は出ておらず、昨日の3分の2程度の客入り。自分は右ブロックの最前列、左から2席目(実質右端)。舞台を一番近くで観れる座席。しかも、すーちゃんが目の前でソロ曲を歌うという神席。最前ともなると演者が視線を下げないので、目が合わず一方的に凝視できるというメリット。すーちゃんの様々な表情を誰にも邪魔されずに堪能。


公演終了後はやはり出演者がロビーに出てきたので、ちょっと必死にすーちゃん捜し。そして発見! ステージ上では大きく見えたが、並んでみると160cmはないみたい。それと、やはり顔が小さい。一言声を掛けようと思ったが、幼女の間を割る根性はさすがになかった・・・。でも、それでも十分満足だったな。

総括

最初はすーちゃんばかりを見ていたが、さすがに3公演も観るとそれぞれの演者にも思い入れが強くなるよね。パッと見た瞬間「顔がきっかに似てる・・・」と思ってしまった成瀬美喜(ミキ)役の石川楓子さん。シャオチン(白蛇伝福田花音が演じた役)っぽい子がいるなと思ったら、それがすーちゃんのブログにもよく登場する内藤もゆのさんだったり。その他の子も個性豊かで面白かったな。

大庭つぐみ(つぐみ)役:佐藤すみれ

内容がオーデを受けに来たという設定なので、どうしても8期オーデの合宿の事を思い出しながら観てしまうよね・・・。8期オーデの1年前に、この同じミュージカルで主役(ココ)を演じていたすーちゃん。今回演じるのは「つぐみ」で、すーちゃん曰く「いつでもスマイルいっぱいで、優しさ溢れる前向きな子」。普段の生活から「つぐみ」になりきる事を頑張ったとあるのだが、この「つぐみ」の姿が8期オーデの時のすーちゃんとピッタリ重なって見えたのは自分だけか・・・?

ココ役:伊藤彩夏

主役を務めるだけあって歌の安定感は抜群。普段、ハローの曲しか聴かないから余計にそう感じたのかも知れないが・・・。身体は小さいものの、全身を大きく見せる演技に惹きつけられた。

高村明日実(アスミ)役:永嶌愛里

プライベートでもすーちゃんと仲が良いという永嶌さん。アスミとつぐみ・・・この芝居における重要な二人の関係。それを呼吸の合った二人が見事に演じ切り、芝居の質を確実に高めていた。アスミの心の葛藤・・・揺れ動く気持ちが、観ている側に手に取るように伝わってきたな。

最後に・・・

観る前までは正直言って内容には期待していなかった。ただ、すーちゃんの姿が見れれば良いと思っていた。しかし、それが誤りである事に気付くのに時間は掛からなかった。「勇気」「笑顔」「約束」という、人として生きていく上で大切なもの。それらを少女たちを通じて再確認した。ファミリー向けのミュージカルだけど、本当に観るべきは大人なのでは・・・


素敵な演技と歌、ダンスをありがとう、すーちゃん。
それと・・・素敵なミュージカルと出会わせてくれてありがとう、すーちゃん。